こんにちは、最近子供が生まれた大福です。
私が所属している物流部門では物流管理(学問的な面)と物流作業(スポーツ的な面)の業務があり、
両方の知識とスキルを必要とします。言い換えると「文武両道」を目指していると言えます(笑)
そこで、子供が将来「文武両道」を目指したいと思った時のヒントになるかもしれないので
物流の勉強と学習法」を書き記しておこうと思います。

勉強と学習

まず、「勉強」や「学習」というワードを聞くと机に向かって問題を解いたり教科書を読んだりするイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
ただ、スポーツでも戦略を立てたり技術を磨く為に「勉強」や「学習」を行っているはずです。
よって、物流業務における物流作業(スポーツ)と物流管理(学問)にも「勉強」と「学習」の方法があります。
そして、今からご紹介する「物流の勉強と学習法」は弊社の物流部門に合わせた内容なので万人に合う方法とはいきませんが、
どういった物流なのかも知って貰う良い機会なのでご紹介したいと思います。

※※※※※※※※※※ 勉強と学習の違い ※※※※※※※※※※
今から説明する「勉強」と「学習」の定義は分かりやすいように
勉強 ≒ 調べる事
学習 ≒ 繰り返す事
とします。
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物流作業

弊社はバイク用品の取り扱いがメインである為、扱うモノは「小さいネジ」から「大きなマフラー」まで様々です。
そのような多種多様な商品の取り扱い方法を覚えながらピッキング(商品を棚から摘み取り作業)や梱包といった標準作業も習得しなくてはいけません。

しかし、弊社の物流現場で働くパート・アルバイトの人たちは普段バイクに乗らない(触れる機会すらない)人の方が多いです。
その人たちが数十~数百種類存在する商品の特性や名称を自力で勉強して覚えていくのは正直厳しいと思っています。

じゃあどうやって物流作業の習得をすれば良いの?」と思うかもしれませんが、方法はシンプルです。
それは「まずやってみる💪」です。
「え?そんな事?😥」ってガッカリするかもしれませんが、本当です。
最初に言ったように「物流作業」はスポーツ的な面を有しているので
「事前にいっぱい勉強して知識を蓄えて臨む」より「百聞は一見にしかず」なのです。
一般的に、スポーツでも勉強するより実際に身体を動かして「学習」する方が習得(体得)は早いはずです。
イチロー選手のようなアスリートも勉強を沢山したかもしれませんが、それ以上に練習を沢山していると思います。

よって、失敗を恐れずに「チャレンジ」する精神が重要です。(この精神は教える側にとっても大変助かります)
※実際に現場で働くパート・アルバイトの人たちにヒアリングしても「やってみた方が覚えられる」という声が多数でした。
そして、弊社の物流は初心者から上級者向けの作業が存在しており、初級者向けの作業に関しては後工程で必ずチェック機能(工程)がある為、安心してチャレンジできます。
反対に「遠慮」や「ビビる」のは辞めましょう(笑)

ココで少しだけ我々の物流について紹介を致します。
弊社の物流現場ではITを多くの箇所で駆使しており「DX化」という言葉が流行るよりも前から
DX化を推し進めています。当然、後工程のチェック機能においてもハンディターミナル(携帯端末)等を使用して作業を実施する為、
目視によるアナログチェックよりも精度の高いチェックを実現しています。
これらの社内物流システムは基本的に内製しているので現状のオペレーションやロケーション等に合わせてシステム改修を実施し、
現場で作業するメンバーが安心して働きやすい環境を維持できるように努力しています。

物流作業に関してまとめると「物流作業は勉強するよりも学習を多くした方が良い」と「チャレンジが重要」と考えています。
※リバークレインという会社は「チャレンジ」する事が大好きです。

物流管理

物流管理では「ヒト、モノ、カネ、トキ」等のリソースを管理して現場管理を行います。
また、現場の管理者はKGI(Key Goal Indicator = 経営目標達成指標)を達成する為に前述のリソースや情報を正確に管理していく必要があります。基本的に物量が増えれば管理するリソースも比例して増え、管理の難易度も上がります。

日々難しくなっていく物流管理においてKGIを達成する為には自身の管理レベルを進化させる必要があり、
その為に「勉強」や「学習」が必要だと私は考えています。

物流管理の勉強を行う上で情報をインプットする手段として「書籍、インターネット、メルマガ」等があります。
この中で私がオススメするのは「メルマガ」です。

メルマガの長所は
・日々新しい情報を発信してくれる点
・スマホがあれば時間がある時にインプットが可能な点
・不明な内容があってもスマホでそのまま調べる事ができる点
・自分で何から調べたら良いか考えなくても良い点
です。

この時にやってはいけない事が「無理してメルマガの内容を全部読む」です。
おそらく全部読もうとすると挫折します(笑)
さらに、物流という分野だからこそこの方法をオススメしています。
なぜかと言うと、前述したように物流では「ヒト、モノ、カネ、トキ」という多岐に渡る分野の知識やスキルを
必要とする為、一気に全ての分野を覚えるのは不可能です。
かつ、関わる範囲が広いからこそ「自身の職場とは関連性が低い(無い)情報」もあったりします。
例として、弊社では重機や自社の配送手段をもっていない為「運送」や「クレーン」に関する知識はあまり必要ありません。
ですので、トピックスを眺めて「コレだ!」と興味が湧いた内容だけ読む事から始めるのが良いと思います。

この癖を付けると
読む→分からない内容→調べる(勉強する)→読む・・・」というサイクルが習慣になり、自然と必要な知識が身に付きます。
また、トピックスだけでは物足りない、もしくは「この事柄についてもっと深く学びたい」という段階になったら
「専門的な書籍を読む」という段階へステップアップして良いと思います。
この時、弊社には福利厚生の一環で「書籍購入」の制度があり、勉強を目的とした内容の本であれば会社の補助で購入可能です。

この様にして、我々は日々成長し、自社の物流も進化させてきた結果、毎年出荷能力を更新してこれたのだと思っています。

メルマガや書籍以外にも物流の知識やスキルを増やす為に私個人が行っている方法を紹介します。
それは「英語を日本語or日本語を英語に訳した時の意味を調べる」という方法です。

物流」は英語に訳すと「Logistics(ロジスティクス)」と言います。
この言葉自体はそもそも軍事用語で海外から入ってきた用語なので物流用語には英語が意外と出てきます。
例えば「商品を箱で包んで保護する事」を一般的に「梱包」と言います。
しかし、物流用語においてはもっと広い意味で「包装」という言葉を使います。
どちらの動詞も英語では「Pack(パック)」ですが、これを「Package(パッケージ)」と名詞にすると
日本語に訳した時、おそらく「包装」と言う人が多数なのではないでしょうか?

別の例としては以下の様な言葉があります。
WMS → Warehouse Management System (倉庫 管理 システム)※倉庫を管理するシステム
SKU → Stock Keeping Unit ( 在庫 保管 単位 )※在庫を保管する際の最小単位という意味
KPI → Key Performance Indicator ( 重要な 業績 指標 )※社内で業績に関わる指標として重要視する値
EDI → Electronic Data Interchange ( 電子 データ 交換 )※BtoB取引において発生する情報のやり取りをするシステム
CSV → Comma Separated Value ( カンマ 区切り 値 )※カンマ(,)で区切られた値のファイル
という言葉があります。
この様に、略したまま聞くと意味は分かりませんが、略さずに翻訳すると意外と意味が分かったりします。
これは輸入や輸出の際にはもっと役に立ちます。(表記がほぼ英語の為)

物流管理に関する勉強法をまとめると「メルマガ活用と「用語は英語と日本語の意味を調べる」です。

最後に

弊社の物流部門は昔から「物龍」という別名があり、これは物流部門の統括マネージャーが「医龍」から採用した名称です。
医療現場は一人では成り立たず、物流現場も同様にチームで目標や課題を達成していくという意味が込められているそうです。
そして!!今年2024年は「辰年🐉」です!!
きっと「物龍」が活躍する年になると思いますので、文武両道を目指して一緒に弊社の物流現場で「活躍したい!」という方は
以下の採用ページよりエントリーをよろしくお願い致します。

【採用ページ】
https://www.rivercrane.com/recruit/career/fsv-02-offer/