2023年に無惨な成績を残してから、4年目・・・

▲2023年にシフトミスでエンジントラブル。灼熱の筑波で「オシ」が入りました
150ccまでの小排気量車両で6時間の耐久を走る、「ミニろく」の筑波ラウンドが2026年7月11日~12日に開催されました。
サーキットはTC2000と呼ばれる筑波の本コースを使います。
80台が一斉に走る様は「壮観」の一言ですが、もともとミニろくは富士スピードウェイが主戦場のレースで、カートコースを使用しています。
富士スピードウェイのフルコースを走る最終戦もありますが、筑波ラウンドは別名「場外戦」と言われているそうです。
そのため、筑波やモビリティリゾートもてぎをホームコースとするチームも参戦してきます!
4年目の正直
我々「Webike Endurance Racing Team」は母体チームの参戦から4年目。毎年、筑波ラウンドだけ参戦しています。
マシントラブルで散々だった2023年、ニューマシンGSX-R125と新メンバーで挑んだ2024年(でもコケた)、2025年は万全の体制でクラス17台中の6位、全体73台中の20位。
着実に順位を上げてきました。詳しくは過去の記事より。
いつも準備はギリギリ!
我がチームのGSX-R125は実は年一回しか稼働していません(笑) それぞれが別のレース活動をしており、このマシンは耐久専用車となりつつあります。
きっと会社の若手は練習に使いたいと思いますが、一瞬で破壊されるため貸せまてん・・・。
なので整備も年イチです。オンロードレースが不慣れな筆者「土っ子」は土曜日のレース参加者特別スポーツ走行(略して特スポ)から走って、カンを取り戻しますのでまずはそこに向けて。
~今年のライダーラインナップ~
ライダー:アッキー・ヘイデン (特技は逆バックフリップ オンロード部)
ライダー:八木澤(ダンロップコーナーの魔物 オンロード部)
ライダー:土っ子(お飾り監督 オフロード部)
ライダー:T(海外帰りの優勝請負人 オンロード部?!)

整備は八木澤氏が担当。土っ子はオフロード仕込みの手ルク整備のため、オンロード番長である氏から「お触り禁止」を言い渡されています。
オンロード仕込みの流れるような整備は見ていて清々しい・・・。
年イチ稼働なので、前年に6時間走りきったタイヤをそのまま特スポに充てます。
土っ子はいつもオフロードタイヤしか見てないので、中古のオンロードタイヤを見ても「イケる」のか「イケない」のかよくわかりません。
とりあえず、オイル・プラグ・チェーンを新品に交換して、減速比を昨年の反省を踏まえて調整。
オンロードは、減速比のセッティングが命!! オフだと適当にしている領域なので勉強になります φ(.. )メモメモ
いよいよ特スポ

筑波サーキットのお作法に疎い土っ子は、ほどほどの時間に行った結果、屋根なしの青空パドックです。
今回は他チーム員が、「家庭の事情」で参加できず。パパたちは2日間も家を空けられないのです、、、。さらに八木澤氏はお子様が高熱を出して決勝に暗雲が立ち込めます。
土っ子は無理やり連れてきた嫁様をサポート要員にして土曜日の特スポを走ります。が、ここでロガーと呼ばれる計測器を忘れ、タイム計測が出来ませんでした。
嫁様にストップウォッチで手計測もしてもらいましたが、とりあえずの慣熟走行として走りました。昨年はレース中で18秒台が入っていましたが、17秒台に入っているような手応えはなく。
しかも、コース内のギア選択をミスっていたようで、後からチャットでオンロード部員からダメ出しを頂きました(笑) どうしても高回転キープが出来ません。マシンを労ってしまうのだろうか・・・。
そうして「特スポ」は面白いこともなく終了。
Webikeからはもう1チーム「ヤングレーシング」が出走予定ですが、特スポには姿が見えず、寂しかったです。
今年こそキメる!! 決勝当日
今年のミニろくはひと味もふた味も違います。
完璧なマシン、ギリギリの整備、毎年1回しかロードコースを走らないライダー土っ子、直前に筑波でジャックナイフならぬ前転をキメて骨折明けのアッキー・ヘイデン。ダンロップコーナーで悪魔のパッシングをキメる八木澤氏。
そう、今年は違うのです。
今年のチームには海外帰りの優勝請負人

そう、今年は世界で肘を擦り付け合うバトルを演じて帰ってきたT氏がチームに合流!アッキー・ヘイデンが自部署で働くT氏を華麗にスカウトしてチームへの招聘に成功。
我々「アダルトレーシング」に、若い力が加わり、どうなってしまうのか!!
※助っ人が入るも変わらずに社内チームでございます。
緊張のスタート!

「ル・マン式スタート」を担当する第一ライダーはT氏に。歴戦の猛者は特に緊張することもなく、その時を静かに待っています。
ル・マン式スタートとは、モータースポーツ(特にバイクの耐久レース)で採用されている伝統的なスタート方式です。フランスの歴史的な耐久レース「ル・マン24時間レース」が発祥であることが名前の由来になっています。
1.マシンを並べて待機
コースの片側(ピットウォール側など)に、エンジンを停止させた状態のマシンを一列に並べ、ヘルパーやメカニックが車体を支えて待機します。
2.ライダーはコース反対側に整列
第一ライダーはコースを挟んだ反対側に立ち、スタートの瞬間を待ちます。
3.合図とともにダッシュ!
スタートの合図(シグナルや旗)とともに、ライダーたちが一斉に走ってコースを横断します。
4.乗車・エンジン始動・発進
自分のマシンへ駆け寄り、飛び乗ってエンジンを始動させ、一気にコースへ飛び出します。
見事なスタートを決めたT氏はぐんぐん追い抜きを決め、クラス1位に!!

この状況にアダルト3人組は戦慄(笑)、自分の走りがリザルトに大きく影響してしまうと、慌てはじめます。
「転ぶわけには、いかない」
そのとき、誰もが思った。
「自分の走行時間を、減らそう」
そう思ったのは土っ子だけだったかもしれませんが、皆相応のプレッシャーを感じ始めていました。
そうこうしているうちに、ミニろく恒例(!?)のセーフティーカーです。

参加型のレースだとどうしてもアクシデントが起きがちです。排気量が小さいぶんスピードが低めなので、転倒したマシンがコース上に残ってしまうことも多く、車両回収のためにセーフティーカーを入れて対応することがあります。
こうなるとレッドフラッグで、一度ピットに車両を戻す必要があり、レース戦略に大きく影響します。
作業が長引くと踏んで、タイヤウォーマーを掛けるため、ピット近くまで移動。ピットレーンには長蛇の列ができ始めます。
ライダー交換や、ピット戦略の違いが出る部分です。ヤングレーシング紅一点のR氏もピットイン!
その後無事に再開され、ライダーはT氏からアッキー・ヘイデンへ、そして今年は無転倒で行きたい八木澤氏から筆者土っ子へとバトンがつながっていきます。
2025年にミスったガソリン給油もなんとかこなす
鬼門だったガソリン給油も、ちゃんとリアスタンドを持っていき、問題なくこなします。2025年はレギュレーションで決まっていたリアスタンドを持っていくのを忘れて、痛恨のタイムロス・・・。
順調な給油に土っ子はご満悦のダブルピースです。
最終ライダーT、快走!!

途中譲ることはあったものの、クラス1位を取り戻し、最終スティントを快調に飛ばすT氏!

一同ピットレーンで最後の走行を見守ります・・・!
我々のマシンよりも排気量の大きいマシンや、周回遅れのマシンが多い中で、チームのベストラップを叩き出すT氏(1'14.506)に一同戦慄し、むしろペースダウンのアクションを(笑)
そんな心配をよそに、快調に飛ばすT氏はラストラップまで危なげない走りでゴールイン!
拍手の中、足を上げて応えるT氏に一同爆笑。 ※良い子は真似しないでください
ピットに戻り、涙をぬぐうT氏、と思いきやタダの汗でした。暑かったですからね!!

苦節4年目、ついに表彰台の真ん中に立つことが出来ました。
125-i(インジェクション)でのクラス優勝。チームアダルト+1で勝ち取った結果です。T氏もさることながら、大きなトラブルもなくアベレージタイムも安定していたことで掴んだ結果と言えます。
無事に完走した、ヤングレーシングチームといっしょに記念撮影です。
238周、クラス1位(13台中)、総合10位(80台中)


念願の盾を獲得し、来年は150ccクラス!? なんて発言もチーム内でありましたが、まだ未定です。
きっと来年もこのマシンで走る気がします。
また来年もこのブログで会いましょう~~~~!



