2026年6月14日(日)、山梨県甲州市の「クロスパーク勝沼」にて、「キャンオフ2026第2戦 梅雨前のクロスパーク勝沼5時間耐久」に出場して参りました!

人生初レース、初勝沼と初めて尽くしの筆者でしたが、そんな素人が前後“トレールタイヤ”で勝沼にアタックするとどうなってしまうのか・・・。その壮絶な様子をお届けいたします!

早朝から勝沼にオフローダーが集結! 5時間耐久レースの幕開け

早朝からチーム会議を行うリバークレイン社員一同

早朝からチーム会議を行うリバークレイン社員一同

社内でも噂はよく耳にしていた「キャンオフ」ですが、まさか自分が出場することになるとは・・・。「キャンオフ」とは、「キャンパスオフロードミーティング東日本」の略称であり、想像以上に長い歴史を誇ります。

始まりは1980年代。現役の大学生・専門学生が「オフロードバイクレースを通じてサークル内、また他校とのサークル同士の交流を深めること」を目的として開催されたレースであり、約40年が経過した現在でもそのコンセプトは継承。学生やそのOBとの交流、またレース未経験者でも気軽に楽しく、安全に参加できるレースとして人気を誇っています。

そんな「キャンオフ」の朝は早い! 7時前後にはエントリーが開始され、会場に到着する頃にはすでに熱気に包まれており、初レースの筆者はガチガチ。しかも、タイヤの準備が遅れてしまい、トレールタイヤで来ているのだから緊張はなおさら。前日から「舐めてんのか!」とか「無謀すぎる」とか言われていましたが、走ったことがないからヤバさがわからないよ! というのがその時のホンネ。でも、レースでしっかりと後悔することとなるのです。

ジェベル200、セローといったトレールから、YZ250XやX-trainerといったガチ車両など、様々なタイプのオフ車で参加できるのも「キャンオフ」の魅力

ジェベル200、セローといったトレールから、YZ250XやX-trainerといったガチ車両など、様々なタイプのオフ車で参加できるのも「キャンオフ」の魅力

朝8時からレーススタート! 伝統のル・マン式で勝沼へ突っ込んでいく!

「キャンオフ」のルールはシンプル。自身のチームが時間内にコースを何週できたかで競われ、1チーム毎に1人から3人で参加が可能で、「ぼっちクラス」「ペアクラス」「トリプルクラス」と3つのクラス分けとなっています。

筆者のチームは「トリプルクラス」で、なんと初出走者に選抜されてしまいました・・・!「トリプルクラス」では1人の周回に時間がかかりすぎると他の人が走れないため、初参加者が第一走者となるのがセオリーなのだとか。とはいっても、いきなり放り出されても、右も左もわからないので心臓がバクバクですよ・・・!

そんなこんなしている間に8時となり、いきなりレースがスタート! 伝統のル・マン式で参加者が一斉に出走します。この景色はなかなか壮観ですよ。

スタートすると自分の車両までダッシュする、伝統的なル・マン式スタート!

スタートすると自分の車両までダッシュする、伝統的なル・マン式スタート!

トレールタイヤで来るんじゃなかったッ!! 先にも後にも行けなくなった絶望

セロー225WEで参戦の筆者。ゴーグルから覗く瞳が緊張しまくってます

セロー225WEで参戦の筆者。ゴーグルから覗く瞳が緊張しまくってます

数十台の中に埋もれながら、初めての勝沼を走る筆者。「キャンオフ」の良いところでもありますが、比較的初心者が多いため、他の参加者とのレベル差や空気感のギャップはあまり感じません。

というか、開始早々、皆さま同様の場所で足止めを食らうので、物理的に先に進めないという状況が多発していました! これ、どう収拾つくんだろうと思いながらも、筆者も皆様同様必死に食らいついていきます。

レースが始まると皆様しっちゃかめっちゃか。このお祭り騒ぎ感が醍醐味でもあります

レースが始まると皆様しっちゃかめっちゃか。このお祭り騒ぎ感が醍醐味でもあります

さわやかに駆け抜けるリバークレイン社員も

さわやかに駆け抜けるリバークレイン社員も

今思えば、本当にトレールタイヤでよく走れたな、と感じますが、幸いにもこの日の勝沼は「ベスコン(ベストコンディション)」。前日に大雨に降られでもしていたら、路面はぐちゃぐちゃでまともに走れなかったでしょう。

何度も転び、車両を起こすたびにじわじわと体力が削られていく筆者。着実に心と体にダメージを負い続けながらも、勝沼の森の中を少しづつ、着実に先に進んでいきます。

そして、今回のレースでの難所となっていた「大坂」に突入。傾斜は大したことはないですが、とにかく「長い」。しかも、坂のところどころが泥化しており、ここで何人もの参加者が苦戦していました。

ここに来て、トレールタイヤが“全く”と言っていいほどグリップしなくなりました。坂の中盤くらいまではなんとか登れますが、とにかくリアがスリップしまくって前に進まないのです。

何度も倒れては戻るを繰り返し、体力はもはや限界。しかも、愛車のセロー225のエンジンをかけようとしたところ、セルが一切反応しなくなってしまったのです・・・!(後日確認したら断線していました・・・。)

キックもついていないため、もはや完全なる詰み。エンジンはかからない、かかったとしても登れない、戻ることもできない。ここで完膚なきまで心がポッキリと折られてしまいました。

初出場&トレールタイヤでしっかり仕上がっている筆者(左)と、今回初出場のオカちゃん(右)

初出場&トレールタイヤでしっかり仕上がっている筆者(左)と、今回初出場のオカちゃん(右)

同じく登り切れない同僚で別チームのオカちゃんとしばらく二人で途方にくれていたところ、「キャンオフ」のマーシャルさんが助けにきてくれました。なんと、セルが死んでいることを見るや、無理やりショートさせてエンジンをかけ、そのまま代走で大坂を登り切ってくれたのです・・・! 「すげ~!!」という気持ちと、「トレールタイヤで来て本当に申し訳ない・・・。」という気持ちが複雑に交差しながら、ようやく再スタートが切れることに。

セルが死んでいるので再びエンジンをかけるにはショートさせるしかありませんが、不幸中の幸いでも大坂の後は下り坂も多く、転んでは押しがけをしながらなんとか先に進みます。

そして悪戦苦闘しながらスタートから約2時間、とうとうゴールすることができました! 途中代走してもらいましたが、それでも戻ることができた安心感で涙が出そうでした。

ちなみに、筆者と同様に勝沼初参戦だったオカちゃんも無事にゴール。パドックで泣き崩れてしまい、自分も様々な感情が去来しました・・・! 本当にお互い、無事帰れてよかったね・・・!

無事に戻れて泣き崩れるオカちゃん。「キャンオフ」では色々なドラマが生まれます・・・!

無事に戻れて泣き崩れるオカちゃん。「キャンオフ」では色々なドラマが生まれます・・・!

最後は恒例のジャンケン大会で大盛り上がり! 辛くも楽しい「キャンオフ」の閉幕

あっという間に昼の13時となり、閉幕の合図。正直、自分のチームの成績とか、最後はどうでもよかったです。とにかく戻ることができたという感動、そして、色々な人に助けてもらったありがたさ。

初めて参加した「キャンオフ」でしたが、まさに「ヘルプ・イーチ・アザー」を体現した、素晴らしいレースイベントでした。あと、二度とトレールタイヤで勝沼に行くまい、と心に決めるキッカケともなりました・・・! 色んな人に迷惑をかけてしまい、本当に後悔しております・・・!(あの時助けていただいたマーシャルさん、本当にありがとうございました。)

さて、レースも終わり、表彰式&恒例のジャンケン大会。「キャンオフ」のジャンケン大会は一回で終わるものではなく、様々な企業より提供された多くの協賛品を配るため、何回も行われます。

今回の勝沼では、参加者の半数以上が何かしらの景品を貰えていたのではないでしょうか。ちなみに筆者はWaveFactory様より「ハンドクリーナースーパー」をいただきました! ありがとうございます!

WaveFactory様より「ハンドクリーナースーパー」を受け取った筆者(左)

WaveFactory様より「ハンドクリーナースーパー」を受け取った筆者(左)

帰りは「街道一外見の悪い定食屋」でフィニッシュ

街道一外見の悪い定食屋「男の厨房」

街道一外見の悪い定食屋「男の厨房」

クロスパーク勝沼を後にしたあとは、甲州街道沿いの「男の厨房」で腹ごしらえ。看板には「街道一外見の悪い定食屋」「定食屋敷」など掲げられており、あきらかにただならない雰囲気。

そこで自分が頼んだのは「桜モツ煮定食」! 珍しい馬肉のモツ煮定食で、ボロボロになった身体に染み渡る美味しさでした・・・! 毎回思うんですが、オフロード走った後のご飯が本当に美味しすぎる。

疲れた身体に染み渡る「桜モツ煮定食」。本当に美味しかった

疲れた身体に染み渡る「桜モツ煮定食」。本当に美味しかった

楽しさと悔しさの入り混じった初「キャンオフ」

今回はトレールタイヤを選択してしまったばかりに非常に辛い思いをしましたが、次回はちゃんとエンデューロタイヤを用意し、セロー225でリベンジしたいと思います。

笑いあり、苦悩あり、涙あり、喜びありと非常に濃いレースとなりました。このブログをお読みになっている皆様も、是非一度「キャンオフ」で良い汗をかいてみてほしいです。

次戦の「キャンオフ」は7月19日(日)で長野県大町市の「爺ガ岳スキー場」。前日の7月18日(土)はウェビック主催の「オフロード祭り」も開催するので、オフロードフリークの皆様も、筆者のような初心者の方も、是非一緒に参加しませんか?

ぜひ皆様も一緒に、「キャンオフ」でいい汗流しませんか!?

ぜひ皆様も一緒に、「キャンオフ」でいい汗流しませんか!?