はじめに

初めまして。
リバークレイン テニス部所属のyagiです。
私は2013年入社の10年目、海外向けECの企画・運営を経て、現在、主にタイやインドネシアの東南アジア現地EC事業に携わっております。
今回はインドネシアに駐在していた頃の話をします。

辞令は突然

タイに次ぐ海外拠点開設の地として、インドネシアやインドという国名が社内でちらほら聞くようになった2017年12月末、私は当時の上司に突然会議室に呼ばれました。
会議室のモニターに映っていたのは社長。
開口一番、「インドネシア行くか。」でした。
よく、海外勤務を突然命じられるケースを見たり聞いたりしていましたが、まさか自分もその一人になるとは思わず、
その日1日考えた末、
翌日には「行きます」と返事をし、
ビザの取得、荷物の断捨離、マンションの部屋の明け渡しなど、慌ただしい日々を経て、
2018年2月には首都のジャカルタに降り立っていました。

インドネシアってこんな国

世界第4位の人口:約2億8千万人(*世界銀行 2021年)
世界最大のイスラム教徒国家
世界第3位のバイク販売国:年間約500万台(*AISI 2021年)
ASEAN第1位のGDP
約17,000の島を持つ島国
などの特徴を持ちます。

巨大なバイク市場と人口を持つ、東南アジアの注目の新興国の1つであります。

海外で働く、ということ

1-2週間程度の海外出張は何度も経験してきましたが、今回、そもそも数年単位で海外に滞在することが初めてで、非常に不安でした。
また、これまでの出張先はすでに拠点があり、現地で事業が回っていましたが、今回現地にあったのは建物のみ。
現地のスタッフ1名、そして社長と一緒に、まずはオフィス環境を整えるところからはじめました。IKEAやホームセンター、家電量販店や現地のECサイトを駆使しつつ、家具やOA機器を揃えていきました。徐々にオフィスが形になってきたら、さらにスタッフの採用を行い、同時にECサイトの立ち上げ準備を進め、駐在開始から約半年、ようやくサイトオープンを迎えました。
それまでには現地のスタッフも6名ほどとなり、何とか事業を動かせるようになりました。

私が駐在中、常に心がけていたことは「相手を尊重する」ということ。
私は日本の本部から送られた人間ではありますが、現地スタッフにとっては外国人であり、彼らの土地で仕事をさせてもらう身であります。
彼らの文化や宗教への理解だけでなく、「彼らの意見もしっかり聞く」こと、いいなと思ったら彼らの案を積極的に採用することなどを実践しました。
我々はECにおいては多くの知識と経験を持っていますが、現地の商習慣などについては、現地で長く暮らす彼らにも知見が多くあります。
こちらの考えややり方を押し付けるのではなく、彼らの意見を尊重する、そうすることで彼ら自身がこの事業に参画している、という意識に向かうと思ったからです。
これはリモートで現地事業に携わっている現在でも、変わらず意識している事です。

最後に

リバークレインはアジアを中心に拠点を展開しており、日本のオフィスでも多国籍の社員が働いています。
FIM EWC世界耐久選手権といった世界を舞台にした2輪レースのサポートや、取引をしている海外のメーカーや仕入先も多く、海外とのつながりを感じることが非常に多い業界・職場であると感じています。
ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ。世界を席巻する2輪の4メーカーは日本発です。
それを、仕事を通して肌で感じられるのがこの業界、リバークレインで働くことの醍醐味であると思います。海外の地で、現地の人たちと生活・仕事をするのは非常に大変でもありますが、同時に多くの刺激と達成感を得られるのも事実です。
コロナ禍では、以前のような海外での働き方は難しくなりましたが、また海外で、現地のスタッフたちと仕事ができる日を待ちわびています。
今回は、駐在での「仕事」についてでした。
また機会があれば、今度は「生活」について書きたいと思っています。
では、また。Sampai Jumpa lagi!