2023年8月27日(日)に、茨城県・筑波サーキットコース2000にて開催された「ミニバイク耐久レース FSWミニろく 第3戦」に「Webike ヤングレーシング」で参戦してきました。

これまでのヤングレーシング

Webikeヤングレーシングは、2023年より活動を開始した「入社3年以内の20代」が対象のロードレース入門チームです。3月の富士ショートコース、5月の富士カートコースの2レースを経験しています。

6〜8月の間に計3回練習を重ねて全日本ロードレースも開催されるバイクレースの聖地筑波サーキットに備えてきました。

▼開幕戦の様子はコチラ

▼第2戦の様子はコチラ

筑波サーキット大会の参戦体制

今回ミニろく第3戦に参加したヤングレーシングのメンバーは

  • オンロード部所属Uさん エースライダー 元全日本メカニック(社歴2年目)
  • 22年度新卒 オジー(第2戦筆者)
  • 22年度新卒 エグチ(第1戦筆者)
  • 22年度新卒 ホリウチ(筆者)

という顔ぶれです。

そして今回はもう1チーム「webike」の名前を冠するチームが!

今回の筑波戦では「webike team old」という名前でオンロード部に所属する筑波を走り込んでる先輩方がエントリー。

レベルが違うとはいえ、ついつい意識してしまうもの。人数も増えたので楽しいレース前準備でした。

今回の作戦

ズバリ!「とにかく転けない」です。

第2戦の転倒の様子

本格的なロードコースである、筑波は平均スピードが高いです。よって万一の転倒によるマシンのダメージもこれまでのコースに比べると大きくなってしまいます。

また、1-2戦と転倒続きだったので、まともに完走しチームの現在地を確かめるというのも期待していました。

レーススタート!

お馴染みのル・マン式スタートですが、今回は80台と台数が多い(今年の鈴鹿8耐は50台ほど)ので2回に分けてのスタートです。今回スタートライダーを務めるのは前回1レースで2度転倒と苦い経験をしたオジー!

スタートライダーはオジー

4名のライダーで順調に周回を重ねていく

今回は1人30~45分のスティントで計画を立てていきました。本格的なロードコースである筑波サーキット。ストレートが長いためいつもよりロングスティンでもなんとかなります。

問題は暑さ。最高気温は33度、路面温度は50度に達します。皮つなぎにフルフェイスヘルメットと重装備を身に纏ったライダーの体力はじわじわと奪われていきます。

役割分担もしっかりと!

先述の通り、今回はオンロード部の先輩方も別チームで参戦中!タイム計測、サインボード、ライダー交代のアシストなども完全にメンバー4人でこなす必要がありました。今年の3月には右も左も分からずサーキットにいた22年新卒の3人。3戦目を迎え、最低限の部分は自主的に必要なことを必要なタイミングで行えるまでにはなれたのでは?と思っています。どうですかU先輩!

もちろんまだまだ至らないところだらけなので、もっと活動を通して成長していけるように頑張ります。モータースポーツは究極のチームスポーツ!

唯一の波乱。まさかの大雨で赤旗

ホリウチの2度目のスティントで辺りは暗くなり始めました。予報にはない局地的な雨。一気に雨脚が強くなりました。。

写真でも雨粒が確認できますね笑

タイヤ交換などは想定をしていなかったので、ルーティーンのピット。慎重に走るよう先輩方のアドバイスを受けコースイン!!

と思った矢先。。。

転倒者が続出し赤旗中断!ピットレーンクローズとなってしまいました。

15分ほどの降雨でしたが、コース上の至る所に川ができてしまうほどの強雨。30分ほどの中断を経てリスタート。

あたりはさっきの大雨が嘘だったかのように快晴となりました。セーフティーカー先導によりレースは再開!3周ほどで先導は解除され本格リスタートとなりました。70台以上のマシンが走行するのでレコードラインはすぐに乾いていきます。

しかし、油断は禁物。コースを外れるとウェットパッチが多く慎重な走りが求められました。特に最終コーナーにある4輪のスターティンググリッドの白線が滑る感じがして怖かったです。

波乱のスティントとなりましたが、なんとかマシンを無傷の状態で次のライダーに託すことが出来ました!

無事完走

3戦目にして初のノートラブル完走を達成することが出来ました!(拍手)

結果はクラス17位(総合53位)

とにかくノートラブルで走りきったことに価値があります。もちろん転けないと分からないこともありますが・・・

なるべく転倒は練習時に。

直後にコース上で起きたことをシェア

夏も終わりに差し掛かった夕暮れの日差しに照らされる3人と6時間走りきったマシン。我ながらちょっと絵になってるなと思える写真です笑

この時も濡れた路面で体感したことを各々がシェアしていました。「どこどこのコーナーをいかにして走ったか」、「どこで転けそうだった」などなど。

走り始めた時期も回数も同じなので、お互いの話はとても参考になります。同時にタイムで負けていると悔しくなります。今回は自分がイチバン遅かったようで悔しいです。

まとめ

なんとか一番楽しみにしていた筑波サーキット戦を終えることができました。5月の第2戦から22年新卒の3人で練習を組み準備して参戦した今回の大会。大きくステップアップできたと思います。

次回は10月8日に開催される富士カートコース戦。5月と同じコースなのでさらなる成長を求めてレースに挑みます!