皆さんこんにちは、たかしです。

ハードエンデューロで有名な「CGC夜のエンデューロ」に、Webikeメンバー7名で参加してきました!

このレースの最大の特徴は、その名の通り「夜」に行われること。真っ暗闇の中でヘッドライトを頼りに走る、スリリングな競技です。
スタートは15時、ゴールは22時。実に7時間に及ぶ長丁場の過酷な戦いとなります。

参加者はWebikeから7名+αで、計3チームを編成しました。

チーム1:たかし、Tom、もっさん

チーム2:エグチ、オジー、イガチャン

チーム3:しむ兄、しむ兄(父)

私はチーム1に所属していたため、ここからはその準備から当日の様子までをお伝えします!

気になった方は、ぜひ来年のレースに挑戦してみてください!

DAY0(準備編)

今回の準備は、なんと「車両を買うところから」スタート。

選ばれたのは ”CRF125F” でした。

車両が届くとすぐにカスタム作業を開始し、前回出場していたしむ兄号を参考にしながら、アンダーガードや大人用スプリングなどを交換して走行可能な仕様に仕上げました。

試行錯誤しながらも、なんとか車両が完成!

チーム2のマシンも順調に準備が進んでいるようでした。

ただ、完成したのはなんと前日の深夜0時過ぎ…。本当にギリギリでしたが、全チームなんとか間に合いました。

DAY1(レース当日編)

今回は昼頃の到着でよかったため、朝はかなりゆっくり。

先に着いていたしむ兄達が、テント設営や場所取りを済ませてくれていました。

アリガトウゴザイマス!!

昼過ぎから続々とメンバーが集まり、各チームの準備が進んでいきます。

気づけばスタート直前!

ところが…チーム1の第一走者のもっさんがまだ準備中!

慌ててコースへ飛び出していきましたが、ここで痛恨のミス。

「…空気圧、誰か調整した?」

そう、誰も調整しておらず、タイヤはパンパンのまま…。その状態でスタートしてしまったのです。

それでも果敢に走り続けました。

しかし途中でコケにコケた結果、ペグを破損し、やむなくリタイア。

ところが、一般参加者の方から予備ステップを譲っていただき、無事に第二走者へバトンをつなぐことができました。

(本当にありがとうございました!)

次に走ったのは、17時過ぎスタートのたかし。

「暗くなる前に戻ってこよう!」と意気込んで出走。

しかし結果は…コースが想像以上に手強く、イゴりまくって19時頃にリタイア。ざんねん!( ノД`)

チームメイトのTomともっさんにヘルプに来てもらい、どうにかこうにかして拠点に戻ると、すでに夜エン名物BBQがスタートしておりました。

これぞ夜エン名物BBQ!

正直、走りよりも楽しかった気がする…(笑)

続いて20時頃、第三走者Tomが出走。

すでにあたりは真っ暗。

サクッと走り出し、20分後には余裕の表情で帰還。

しかも途中で谷側にバイクを落として起こす、強制イベント「引き上げ」をクリアしていたとか(笑)。

やっぱりIAライダーは別格です。

その後、休憩を挟んだもっさんが再挑戦。

暗闇の中を進み、前回苦戦したポイントを突破!

全体の半分ほどまで到達したところで、終了時間となりました。

暗闇のリベンジ成功&自己ベスト更新!ナイスランでした!いいぞ!ぱきもと!イイゾッ!イイゾッ!

こうして楽しかったチーム1の夜エンは幕を閉じました。

~一方その頃 チーム2は~

スタート5分前の様子

スタート5分前の様子

チーム1の第一走者はオジー。

フルサイズでのエンデューロレース参加は初。買ったばっかのセローにVE33Sを履かせて準備万端!…のはずがレース直前まで「ガソリンが漏れる!」と騒ぎながら整備してました。

大慌てで、というか規定のスタート時間に遅れてドタバタとスタートしていきました。

慌てっぷりと準備の流れの悪さから「こりゃなんかやらかしそうですねえ」なんて第3ライダーのイガチャンさんと話していました。そして、悪い予感が当たります。

オジーが走り出してから2時間弱、なかなか帰ってこないなぁとパドックでまったりしていると、突如マーシャルの方から「57番のチーム員さん?今走ってる子が最初の森からもう1時間以上動いてないから助けに行ってあげて!」と声をかけられました。

ニコニコで救助に行く二人

仕方がないので水分補給用のドリンクを持って救助に向かいます。

スタートからかなり時間が経ったので、かなり遠くまで登山して救助に向かうことを覚悟していた二人ですが、オジーは予想外なポイントで仕上がっていました。

めちゃくちゃ近所で仕上がってました。

スタート位置からトコトコバイクで行けば3分ぐらいのポイントで、とんでもなくイゴっていたそうです。

ひと目見て「痩せた?」と声をかけたくなるやつれっぷり。

心配よりも本人の姿がデロデロすぎて笑いが勝ってしまう状態でした。

ドリンクが切れてしまったとのことだったので、補充のドリンクを渡して退散。

走り去ったと思ったら5m先でコケるか休憩するかといった限界状態のオジーを見送りました。

simuに慰められて泣いてるのかと思った

森を抜けた先の”オイルショック”というセクションでギャラリーをしていたところ、オジーが通過。

2時間以上かかってタイガーウッズを抜け、タマイチに向けて走り出したかと思いきや、再び休憩。

そこに別チームで出走していた部員のしむ兄が通りかかります。

オジーのあまりにも仕上がった姿を見てしまったため「マジでヤバそうだったら戻らせて」としむ兄に伝言を頼みました。

その後休憩中のしむ兄とオジーがコース上で何やら話し込んでいたのですが、うずくまるオジーに声をかけるしむ兄の姿と見て「同期の絆は尊いね…」とイガチャンさんが感動していました。

後ほど話を聞くと「腕が攣って戻らないからしむ兄にほぐしてもらってた」とのこと。

なにわろてんねん

長い長いしむ兄との協議の結果、徒歩での下山を選択。

ほろ苦いCGCデビューとなったのでした。

第二走者はエグチ。

特に何も起きなかったので詳細は割愛。

第三走者はイガチャンさん。

特に何も起きなかったので詳細は割愛。

逡巡するオジー

レースの残り時間的にはラストの交代となる時間。

フィニッシュライダーはオジー。

直前まで「もう無理…無理だよ……」とどこぞのシンジくんばりに弱音を吐いていましたが、自チーム及び他チーム及びあんまり関係無いOBにまで走れ走れ走ってこいイケルイケルダイジョウブと諭され半ば強制的に出走。

マシンをセローから重量の軽いクロトレに変更して走り出しました。

今回は救援用にスマホをハイドレーションバッグに忍ばせて出走。

初心者からの断末魔をコンテンツにする気満々で「どうにもならならくなったら助けに行くからLINEして」と優しく声をかけておきました。

運悪くオフロード部OBが居るところに電話が

オジーが走り出して1時間後、ついに待機していたチームメンバーのところに命の電話が入電。※命のでんわとは:初心者がどうにもならなくなったときに助けを求める連絡のこと

オジーの第一声は消え入るような声で「エンジンかかんなくなっちゃった…」というものでした。

ひとしきり爆笑した後に詳しく状況を聞くと、どうやらバッテリーが電欠になりセルでの始動が不可能になってたようです。

ただ悲しいかな、今回電話が入ってきたところにはオフロード部OBがたまたま居合わせ、話を聞くなり「キックペダル着いてんだろうが!アクセル開け目でキックすりゃすぐかかるんだからもっと頑張れや!!」と愛のムチ。

暗闇となったコース内で、どんどん声に元気が無くなっていくオジーに「というわけだから……頑張って…」と笑いを必死に我慢しながら声をかけつつ、ゴールまでのバトンを託して引き続きBBQに興じました。

誰!?

というわけでフィニッシュ。

最終的にマーシャルの方に代走してもらいパドックに帰着。

色々ご迷惑おかけしました。

本当にCGCを許せなくなったオジー

最終的な結果は不甲斐ない感じのやつでしたが、振り返ってみれば本当に1日中ゲラゲラと笑っていた気がします。

オジーを救援に行った際にオジーが小声で呟いていた「もうめちゃくちゃだよ……」という言葉が未だに忘れられません。

仲間とみんなでワイワイレースに出られるのはオフロードの良いトコですね!

DAY2(後日編)

朝はゆっくり10時ごろ宿をでました。

その後、ご当地の美味しいオリジナル商品を多数扱っていると噂のつるやへ向かい、それぞれがお土産を調達しました。

つるやで色々買って満足してる様子

美味しい長野の蕎麦も食べることができ、帰路へとつきました。

以上、こんな感じでゆっくりと過ごした2日間でしたが、非常に楽しい思い出となりました。

ガチガチのレースというわけではないので、レースにふわっと参加してみたいという方はぜひCGC夜のエンデューロに挑戦してみてください。

きっと楽しい思い出になるはずです。

以上たかしからでした。