はじめに

こんにちは!ウェビック内では少数勢力となりつつあるウェビックオンロード部のアッキーです!
久しぶりのスタッフブログ投稿になりますが、今回は今年新たに挑戦したTaste of Tsukuba(テイスト・オブ・ツクバ)に参戦した模様をお伝えしたいと思います。

アッキーとは

2015年に新卒で入社してから早8年。気がつけば30代に突入した中堅(忠犬)社員です。
普段のお仕事は「ウェビックユーザーとバイクショップをDXで繋ぐ」サービスの企画やPRなどを行っています!

バイクの楽しみ方は、入社してから始めたサーキット走行・レースが9割。最近は不動車のエストレヤを手に入れたので、レストアしながら久しぶりにツーリングも楽しもうと思っています!

■所有バイク
トライアンフ Street Triple RS
カワサキ エストレヤ

テイスト・オブ・ツクバとは?

さて、今回の本題となります『テイスト・オブ・ツクバ』について簡単に紹介したいと思います。
茨城県下妻市にある筑波サーキットで、毎年5月と11月に開催されるサンデーレースです。総参加台数は毎年220~230台、観客数も数千名を超えることがめずらしくなく、全日本ロードレース選手権などのメジャーレースと比較しても遜色ない規模で開催されるまさに『日本最大級の草レース』です。

最も特徴的なのが参戦可能な車両のジャンルで、一般的なスーパースポーツモデルで行われるロードレースとは異なり、Z系やカタナなど1970~80年代の鉄フレームに空冷マルチシリンダーを搭載したバイクを中心に12のクラスで争われます。また、全国から腕自慢のカスタムショップやアマチュアライダーが参戦するため、国内屈指のハイレベルな戦いが繰り広げられるレースとしても知られており、ハイエンドクラスのハーキュリーズクラスともなるとプロライダーも参戦するほど。2022年は元世界選手権ライダーで現在は「ヨシムラスズキ」の監督を務める加賀山選手が、オリジナルの鉄フレームにハヤブサエンジンを搭載した鐵隼で参戦したことでも話題となりました。

ウェビックとテイスト・オブ・ツクバ

実はこのテイスト・オブ・ツクバ、ウェビックにとり重要なレースの一つとなります。ウェビックの代表である信濃選手をはじめ、10年に渡り参戦を続けている取締役の神選手と、ウェビックの顔とも言えるメンバーが参戦しています。ウェビックの歴史においてテイスト・オブ・ツクバは切っても切れない関係と言えるでしょう。

過去のレースレポートはこちら

新設クラス「D.O.B.A.R. STREET-FIGHTER」

そんなテイスト・オブ・ツクバに私が参戦することとなったキッカケが、2022年に新設された「D.O.B.A.R. STREET-FIGHTER」クラスです。これまでのテイスト・オブ・ツクバはいわゆる『旧車』が主流のレースでしたが、「現代の技術で造り上げられたハイスペックな『ストリート』&『ネオクラシック』スタイルのマシンで、テイスト・オブ・ツクバに 新風を吹き込むことがコンセプト」として新設されました。

参戦可能なバイクは国産メーカーでは、新型KATANA、MT-09・10、GSX-S1000、Z900RS、Z H2。海外メーカーでは、 STREET FIGHTER、S1000R、TUONO V4 Factory等が参戦でき、パイクスピークのサーキットラウンドを彷彿とさせます。改造範囲も他のクラスと比べて制限が多く、基本的な安全装備を有するサーキット仕様への変更のみで参戦できるのも特徴です。

余談ですが、クラス名の頭についている『D.O.B.A.R.』の意味は「Days of Bike and Roses」の頭文字をとったものです。

このSTREET-FIGHTERクラスに参戦可能なマシンとして私が所有するStreet Triple RSが該当してことと、いちライダーとしてもテイスト・オブ・ツクバは憧れのレースだったため、今回参戦を決意しました!

初参戦の「SATSUKI STAGE」

迎えた初参戦の「SATSUKI STAGE」は生憎の雨。走り慣れないレインコンディションで、予選はとにかく転ばないことだけに集中して走り切り、予選4位で決勝レースに臨みます。
決勝レース前には雨も止み、ハーフウェット気味ながらも徐々にコースが乾いてきました。そんな中で始まった決勝レースはスタート直後に発生した転倒により赤旗中断からの再スタート。再スタート後は3位→4位となり、しばらく3位争いを繰り広げることになりますが、7周目で3位に上がるとそのままゴール。初めてのテイスト・オブ・ツクバは3位表彰となりました。

■大会名:2022 テイスト・オブ・ツクバ SATSUKI STAGE
■開催日 2022年5月14日
■開催場所:筑波サーキット
■チーム名:Webike TECH Racing
■参戦ライダーおよびレースリザルト
#3 渡邉 慧人
出場クラス:D.O.B.A.R. STREET-FIGHTER
予選:4位/決勝3位

テイスト・オブ・ツクバ SATSUKI STAGE リザルト

連続表彰台を狙った「KAGURADUKI STAGE」

STREET-FIGHTERクラス新設後2戦目となった「KAGURADUKI STAGE」。前戦に引き続き参戦した方や初参戦の方も出てきて、エントリー数も前回から少し増えて盛り上がりを見せてきました。予選では自己ベストを更新するも、初参戦ながら手練れなライダーたちが頭一つ抜けて上位を獲得し、力及ばずグリッド2列目の6位から決勝レースに臨みます。
決勝レースは巻き返しを狙いましたが、スタートダッシュに失敗し1周目終了時点で8位に落ちてしまいます。その後、7位に上がると入賞圏内の6位争いとなりますが、最後まで差し切ることができずそのまま7位でゴールとなりました。ところが、上位に賞典外のライダーが出たため、正式結果では繰り上げとなり6位。ラッキーではありますが2戦続けての入賞となりました。

■大会名:2022 テイスト・オブ・ツクバ KAGURADUKI STAGE
■開催日 2022年11月5日
■開催場所:筑波サーキット
■チーム名:Webike TECH Racing
■参戦ライダーおよびレースリザルト
#3 渡邉 慧人
出場クラス:D.O.B.A.R. STREET-FIGHTER
予選:6位/決勝6位

テイスト・オブ・ツクバ KAGURADUKI STAGE リザルト

レースは支えてくれる仲間が居てこそ!

憧れのテイスト・オブ・ツクバ初参戦は課題はいっぱいあるものの、結果としては2戦とも表彰台に上がることができました。それもこれもスタートラインに立つために車両の準備やサポートをしてくれたメンバー皆さんのおかげであり、レースは1人では出来ないといつも感じさせられます。

レースを応援してくれるウェビックスタッフの方々や社内の環境に感謝しつつ、次のテイスト・オブ・ツクバでは結果で恩返しできるように精進していきます!